GoogleChromeのブラウザで本来「個人情報」が守られるはずの人気機能「シークレットモード」が全然シークレットじゃなかった記事です。
アプリの個人情報収集について一気に注目が集まりますね。
実はGoogleがまた別の部分で個人情報を大量に収集していたという話も出てきており、GIGAスクール構想このままでいくの?って思っています。
要約ポイント
- アメリカでシークレットモードでデータ収集されてるとする訴えを退ける裁判に敗訴
- Googleアプリが多くのデータを収集していた
- LINEも個人情報の扱いに不安
シークレットモードとは?
Googleのシークレットモードとは、閲覧履歴などを残さないプライバシーに配慮されたネット閲覧モードです。プライバシーモードやプライベートブラウジングモードと呼ばれることもあります。
- 閲覧履歴
- Cookie とサイトデータ
- フォームに入力した情報
- 訪問先のウェブサイト
- 雇用主または学校
- ご利用のインターネット サービス プロバイダ
閲覧したページの情報は保存されませんが、例外としてブックマークやダウンロードしたものは物理的に残るので保存されますね。
そのてっとり早い安心感から重宝されてきました。
もともとはAppleのブラウザSafariが2005年から導入しているモードでしたが、Googleがオリジナルかのように認知されていますね。GoogleChromeに搭載されたのは2008年からです。(Wikipediaによる)
訴えの概要
この訴えは「Googleがシークレットモード中でも個人情報を集めているという集団訴訟」があり、この集団訴訟を取り下げるように求めたGoogleの訴えが退けられた、という話です。
シークレットモードでも個人情報が取得されていた!
というわけではないんですよね(ニュースの論点)。
Appstoreのプライバシー成分表示問題
プライバシーの問題はシークレットモードのことだけにとどまらない。
AppleのiPhone向けアプリを配信する「AppStore」は広く知られていると思いますが、このAppStoreではアプリがどういったデータを収集しているかを示す「プライバシー成分表示」という表示がスタートしていました。
「プライバシーラベル」ともいいます。
2020年末からスタートしていたこの機能。アプリをインストールする前にどういった情報がとられるかをチェックできるという「食品の成分表示」のようなもので、安心できるポイントなので嬉しいですよね。
このプライバシーラベル。なんとGoogle系のアプリでとても多くの情報を収集していたと話題になっています。
もちろんこれはChromeBookも例外ではなく、多くのこどもたち、学生たちがGIGAスクール構想で使うことになるため親やPTAなどにも懸念が残ります。
しかし、だからといって情報リテラシーやICTの推進はとめられません。
デジタルやITを使う大人がまずリテラシーを向上させ、次代に引き継いでいかないといけませんね。
LINEも個人情報の扱いに不安
LINEでやりとりしている個人情報が中国で閲覧可能になっていたり、韓国のサーバーですべての画像や動画が保存されていたりと、LINEも個人情報のことでようやく話題になっていますね。
総務省はLINEの使用中止を報道しています。
アプリが収集する個人情報データについて、ユーザー側がとても注意深くなってきているのは好ましい傾向といえるでしょう。
まとめ
- アメリカでシークレットモードでデータ収集されてるとする訴えを退ける裁判に敗訴
- Googleアプリが多くのデータを収集していた
- LINEも個人情報の扱いに不安